【サインポスト】そろそろ買いの頃合いか!?無人決済店舗期待!

株式投資のための企業分析

主に決算内容を元に「貸借照表」「貸借照表」「キャッシュ・フロー計算書」の分析結果をご紹介

今回の銘柄は「サインポスト(3996)です。 

高輪ゲートウェイ駅構内の無人店舗ソリューションの開発・販売(TOUCH TO GO[JR東とサインポストとの合弁会社)で注目の会社であり、また、東芝テックの21年度中期経営経計画の中で(株)TOUCH TO GOと無人決済店舗を加速するため業務提携を発表している。

 

事業内容

■コンサルティング事業
金融機関・公共機関に向けたサービスを展開。お客様の経営・業務課題を抽出し、課題から解決策となる情報化戦略、システム化構想、業務改善等をご提案し、解決策の実行までサポート。

■ソリューション事業
先端のIT技術とナレッジを組合せてパッケージ化しお客様に提供

■イノベーション事業
設置型AI搭載レジ「ワンダーレジ」の開発・拡販

■関連会社の株式会社TOUCHTOGO(TTGという)
無人決済システTTGSENSEの開発を推進れを利用する無人決済店TOUCHTOGOを高輪ゲートウェイ駅にオープン。

 

株価(チャート:日足_半年表示)

[2021.06.10] 株価877円

上図は半年間のチャートを表示しており、横ばいの様にも見えるが2018年11月に下落に転じてからずっと下落トレンドの中にあるのが現状である。

長期移動平均線を上抜けすることなく何年にも渡って下落してきている流れはそうそう変えることはできず、またトレンド転換に思えても騙しや押し目売りであったりして買いで狙うには非常に難しい銘柄と言うことは先にお伝えしておきます。

その上で、下図(週足_3年)をご覧ください。

下落トレンドは継続しているものの、下落幅がだいぶ収束してきており、とりあえず株価800円がサポートとなりもみ合っている。この様な値幅の変動がだんだん狭まってきている場合、最後には上か下かにドーンと値動きすることがよくあり、正直そのまま読み取れば下落トレンドの中での株価変動収束の動きは下抜け(株価下落)の流れが強いと見るべきである。

移動平均線やMACDは方向感なく、RCIは短期が中期を上抜けしゴールデンクロスとなっているが、一時的な上昇で押し目売りが入り、すぐに押し戻される様にも見ることができる。ただ、個人的には少し中期が上向いてきているのでもう少し上げてくるのではないかと短期的には見ている。

とは言え、チャートを見る限りは下落トレンドの中でしかもこの後大幅に下抜けの可能性も見えているので、繰り返しになるが買いで入るのは非常に難しい。

しかし、先に業績の話をしてしまうと、20年(実績)、21年(実績)、22年(予想)を確認すると、21年で赤字は一旦は底をつき、22年は赤字見通しではあるものの回復していく流れとなっている。

そのため、無人レジの話題性・将来性と業績面での回復の兆しから個人的にはここらで株価も反転してくるのでは?と思っているところである。

株価指標

PER:ー倍(利益マイナス)

PBR:8倍

配当利回り:0%(無配)

ROE:-60%

一人当たりの売上:15M円

利益マイナスでPER・ROE共に参考にはできない状況。。。
一人当たりの売上もイマイチ。。。

 

決算内容

2021月期決算短日本基(非連結)

20212月期決算説明会資料

 

貸借対照表

 (百万円) 資産 負債
固定資産 716 1,309 純資産
流動資産 1,432 346 固定負債
  494 流動負債
自己資本比率 60.9% 流動比率 290%

 

自己資本比率60.9%、流動比率290%と言う数字から、高い安全性を確認できる。
現状企業体力としては心配いらない数値である。

損益計算書

 (百万円) 20.2月期
4Q
21.2月期
4Q
2021.2月期
通期予想
2022.2月期
通期予想
売上高 2,122 2,037 2,065 2,170
営業
利益
-176 -596 -727 -235
経常
利益
-207 -611 -752 -238
純利益 -260 -786 -737 -258
営業
利益率
-8.3% -29.3% -35.2% -10.8%
経常
利益率
-9.8% -30.0% -36.4% -11.0%
純利益率 -12.3% -38.6% -35.7% -11.9%

 

21年は見事に良いところがない決算内容ですね。利益の赤字が拡大しているのはまだまだ若い会社で投資先行であれば考慮できるところですが、売上も落ちているのはきつい状況。

各事業の業績内容はざっと以下の通り。

コンサルティング事業では、勘定系システムの更改統合が実施さこれに関する支援業務が堅調に推移加えシステム部の支援業務を中心に引き合いが強既存得意先への増員や新規得意先の増加しているとのこと。しかし要員不足で人員補充したもののイマイチ伸ばしきれなかった感じか。結果としては売上高1,921百万円(前事業年度比1.3%減)

ソリューション事業では、受注獲得に向けた営業活動を積極的に推進したことにより販売費及び一般管理費が増加し、結果売上高112百万円(前事業年度比35.9%減)

イノベーション事業では、ワンダーレジ何店舗か稼働を開始・導入決定しTTGからロイヤリティを受領。その結果結果、売上高は3百万円(前事業年度比475.0%増)

ワンダーレジなどかなり伸びてきているとは言え、金額規模はまだまだ小さい。

結果、業績としては伸びず赤字拡大となった訳だが、22年は売上微増・赤字縮小の見通しを出しており、21年よりは回復してくる感じかな。

改めて損益確認すると業績は厳しい。が、話題性の部分でトレンド転換を狙いたい。

 

キャッシュフロー計算書

 (百万円) 2020.2月期4Q 2021.2月期4Q
営業CF 79 -601
投資CF -510 -360
財務CF 126 1,043
FCF -431 -961

営業CFは79M→△601Mに大幅マイナスとなっており、21年はかなり悪い営業CFとなっている。この営業CFでは株価が上がらないのも必然と言えるだろう。22年は21年よりかは改善してくると思われるので今が底?となって欲しい。(希望的観測。。。)

投資CFは大きな変化は見られない。

財務CFは126M→1,043Mに大幅に増加しているが、期借入金の返済による支出97百万円があった一方新株予約権の権利行使による株式の発行による収入1,088百万円により資金が増加(資本増強)したためであり、まぁ配問題視はしなくて良いかと思います。

 

ふぁむふぁむ株式投資YouTubeチャンネル

 

決算内容を踏まえYouTubeチャンネルにて、解説しているしているので是非ご覧ください。

投資は自己責任でお願いします。

 

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