【ココペリ】21年4Q決算!売上、利益共に爆伸び!!お気に入り銘柄に追加しときましょう!

株式投資のための企業分析

主に決算内容を元に「貸借照表」「貸借照表」「キャッシュ・フロー計算書」の分析結果をご紹介

今回の銘柄は「ココペリ(4167)です。 

 

事業内容

中小企業向けの経営支援プラットフォーム「BigAdvance(ビッグアドバンス)」を提供。日本全国の地域金融機関と連携し、各金融機関の取引先の中小企業に対して、課題解決や成長支援につながるソリューションを提供。

 

株価(チャート:日足_半年表示)

[2021.06.09] 株価5,340円

2020年12月に上場して一気に9,000円近くまで株価上昇!通常の新規上場銘柄の流れだと高値を付けた後には一気に急落して初値付近まで戻ったり、中には初値を下回る銘柄もある中ココペリは、高値の半値までは下落しているものの、株価5,000円をサポートラインとして底堅さを見せている。

確かに5,000円を下に抜けていくと一気に4,000円そして更に下落することも考えられるが、新規上場銘柄のよくある下落パターンとは違い、株価下落しているものの十分評価できる株価水準と考える。

移動平均線はまだ上場して日が浅いことから長期移動平均線は表示されないが、短期・中期共に方向感なくもみ合い相場の中という感じ。

MACDも移動平均線と同じく方向感は見えず、0ライン付近でもみ合っている感じ。

RCIは短期・中期共に売られすぎのラインに来ており、短期が中期を上抜けしてゴールデンクロスを形成しそうな形に見える。ゴールデンクロスと言ってもかなり短期的な目線であるので、すぐにドテンして株価下落もありうるが、短期的目線でRCIだけを言えば一時的に買いが入りそうな感じに見える。

ポイントとしてはやはり下は5,000円、上は6,000円のラインをどちらに抜けていくかと言う所だろう。特に5,000円の下抜けは要注意!

株価指標

PER:165倍

PBR:27倍

配当利回り:0%(無配)

ROE:16%

一人当たりの売上:26M円

PER165倍はちょっと高いな。チャート的にはもみ合い相場だが、PERだけで言うと高い様に見える。22年の通期予想を見ると純利益は21年と比較して増加するものの大きくは変わらないので、そう考えると、業績実態と株価と言う面では現在の株価は高いのかもしれない。

 

決算内容

2021決算短日本基(非連結) [2021.05.14発表]

2021年3月期決算説明資料 [2021.05.14発表]

 

貸借対照表

 (百万円) 資産 負債
固定資産 83 1,552 純資産
流動資産 1,664 0 固定負債
  195 流動負債
自己資本比率 88.8% 流動比率 853%

上図の貸借を見て頂ければ一目瞭然だが、貸借のバランスがめちゃくちゃいい!!

自己資本比率89%、流動比率853%って数値は中々お目にかかれませんよ。企業体力としては盤石でほぼ無借金経営と言っていいのではないでしょうか。コロナ禍においてもBigAdvance(ビッグアドバンス)はサブスク収益モデルに見えるので、ビジネスモデルとして安定的な収益を上げることができていると考えられる。

それでは損益を確認しよう!

 

損益計算書

 (百万円) 20.3月期
4Q
21.3月期
4Q
21.3月期
通期予想
22.3月期
通期予想
売上高 413 1,024 1,003 1,800
営業
利益
-21 251 197 360
経常
利益
-21 239 186 360
純利益 -21 253 209 288
営業
利益率
-5.1% 24.5% 19.6% 20.0%
経常
利益率
-5.1% 23.3% 18.5% 20.0%
純利益率 -5.1% 24.7% 20.8% 16.0%

 

20年と21年を比較すると売上が約2.4倍(+148%)、営業利益も大幅黒字転換しており文句のない業績の伸びである。また21年通期予想に対しては売上・利益ともに過達しており、利益に関しては1.2倍近く目標を上回っている。営業利益率も20%を軽く超えており高い利益率と言える。

22年の通期予想を確認すると、21年に対して売上は約1.8倍、営業利益は約1.4倍に伸びており、純利益だけはやや下がるものの問題のない伸び率と判断できる。

このような見通しを含めた業績が良いことから、株価としては5,000円台でキープできているのではないだろうか。売上や利益額の規模で見ると株価として割高な面はあるが、現在の市場環境に置いて好業績を出している点は大きく評価できる。

 

キャッシュフロー計算書

 (百万円) 2020.3月期4Q 2021.3月期4Q
営業CF -12 295
投資CF -15 -17
財務CF 162 1,019
FCF -27 278

営業CFは損益でも利益がかなり伸びていたため、わざわざ確認せずとも良い数値であることは予想できるが、△12M→295Mになっており、大幅に改善・増加していることが分かる。文句ないね。

投資CFは△15M→△17Mとあまり変化はない。

財務CFは大幅に増加162M→1,019Mしているが、ほぼ株式の発行による収入(2020月に実施した第三者割当増資及び202012月の当社株式の東京証券取引所マザーズへの上場に伴う株式の発行による収入)であり問題視する必要はない。

キャッシュフローのトータル的にはとてもいいキャッシュフローではないだろうか。

 

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決算内容を踏まえYouTubeチャンネルにて、解説しているしているので是非ご覧ください。

投資は自己責任でお願いします。

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