【ワンダープラネット】21年6月10日新規上場(IPO)スマホゲームは1本当れば爆益だが。

株式投資のための企業分析

主に決算内容を元に「貸借照表」「貸借照表」「キャッシュ・フロー計算書」の分析結果をご紹介

今回の銘柄は「ワンダープラネット(4199)です。

ワンダープラネトは2021年6月10日(木)新規上場(IPO)予定です。

IPOスケジュールと価格

 想定価格:2,410円

 抽選申込期間:5月25日(火)~5月31日(月)

 当選発表日:6月1日(火)

 上場日:6月10日(木)

事業内容

スマホ向けアプリ開発
・ジャンプチヒーローズ
・クラッシュフィーバー
・この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ
・DecoLu(デコル)
・お願い、俺を現実に戻さないで!シンフォニアステージ

 

株価指標

※株価2,410円で想定

PER:23倍

PBR:3倍

配当利回り:0%(無配)

ROE:15%

一人当たりの売上:18M円

 

決算内容

新規上場申請のための有価証券報告書

 

貸借対照表

 (百万円) 資産 負債
固定資産 466 1,520 純資産
流動資産 2,267 61 固定負債
1,151 流動負債
自己資本比率 55.6% 流動比率 197%

 

 

自己資本比率は55.6%と高い自己資本比率となっており、流動比率は197%で目安となる200%(流動資産が流動負債より2倍)近くあるため安全性は高いと言える。

新規上場銘柄はまだまだ若い会社が多く、赤字(損益)上場や自己資本比率も低い銘柄も見受けられるが、ワンダープラネットは比較的貸借が安定していると言える銘柄ではないだろうか。

では、損益を見てみよう!

損益計算書

 (百万円) 19.8月期4Q 20.8月期4Q 21.8月期2Q
売上高 2,856 3,433 1,881
営業利益 -130 332 139
経常利益 -136 331 141
純利益 12 224 176
営業利益率 -4.6% 9.7% 7.4%
経常利益率 -4.8% 9.6% 7.5%
純利益率 0.4% 6.5% 9.4%

19.4Q(通期)までは営業利益、経常利益でマイナスとなっているが、20.4Qで売上を約1.2倍伸ばしており、利益面でも営業利益、経常利益、純利益全てで黒字化を達成している。

利益率の面では営業利益率9.7%、純利益率6.5%と高い数値ではないものの、これから上場する銘柄であり、19年まで赤字であったことを考えると十分な利益率と考えている。

しかし、最新の21.2Q決算内容を見てみると、売上進捗としては20年と比較すると21年はやや20年を上回っているが、伸び率が少し気になるか?!
利益率でも営業利益率9.7%→7.4%、純利益率6.5%→9.4%となり純利益は伸びているが、営業利益では減少している。純利益が伸びているのは法人税による増減のためであり、経常利益で比較すると9.6%→7.5%とやはり減少していることがわかる。

今年度は少し売上・利益ともに伸び率は鈍化している様に見える点が気になる。
もちろん、3Q、4Qの下期に売上を伸ばす事業形態の可能性もあるが、スマホゲームという点から考えると大きくは上期・下期で売上割合は変化がない様に思える。

 

キャッシュフロー計算書

 (百万円) 2019.8月期4Q 2020.8月期4Q
営業CF -448 532
投資CF 10 -45
財務CF 754 -17
FCF -438 487

営業CFが損益同様にマイナスから大幅にプラスになっており、とても良い営業CFに見えるが、
今年度のは現状のままでは営業CFは20年度よりも下回る可能性も十分考えられる点は注意が必要。

投資CFはマイナスになっているが、投資を行なっている場合はマイナスとなるため、このぐらいの数値変化は気にする必要はないと思われる。

財務CFはプラスからマイナスに変化しているが、長期借入返済のためであり特に問題はない。

 

 

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決算内容を踏まえYouTubeチャンネルにて、解説しているしているので是非ご覧ください。

投資は自己責任でお願いします。

 

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